NPO法人京都ARU様にて、毎月「FPさんとお茶しよう」と題して、
若者たちとお茶会を開催しております。
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今回のお茶会8/27では、「1人暮らしの家計の平均ってどのぐらいだろう」、
というテーマでお話をさせていただきました。
冒頭、1人暮らしの生活費の一覧の資料を見せて言った一言、「この資料あてになりません」!
日本人は「平均」や「他のお家事情」というのが気になります。
相談に来られる方も、気にされている方が多いです。
「私の収入だったら、平均どのぐらいの生活費が妥当ですか」
「食費って、平均、どのぐらいですか」
「私の年齢だと、平均、いくら貯金があるものですか」など
お茶会の中でも、前回にそのような話題が出たので、今回のテーマとなったのですが、
生活費の内訳や金額というのは、本当にあてにならないものだということを覚えておいてください、
と言いました。
たとえば、同じ収入で同じ家族構成(年齢も性別も同じ)であっても、家計というものは異なります。
なぜそうなるのか。
理由は簡単です。
それぞれの家庭で重きを置いていることや価値観が全く違うからです。
たとえばA家では、週に1回、必ず外食すると決めているのに対し、
B家では、外食は年に数回で、家でご飯を食べるのが当たり前、だとします。
そうなるとどうでしょう。
食費がまったく異なります。
同じ収入で同じ家族構成であっても、A家とB家では、雲泥の差で、A家の食費は多いでしょう。
収入に占める食費の割合も高くなることでしょう。
では、A家は赤字なの?と思うかもしれませんが、
B家と違ってA家には車がなく、車の駐車場代や維持費やガソリン代もいらないとします。
A家は車には価値がなく、食事に重きを置いていることがわかります。
B家は逆です。
つまり、各ご家庭、または各個人で、家計の内訳や金額は異なります。
とどのつまりは、マイナスになっていないか、貯金はできているのか、
ということに着目すれば良いのです。
あなたの家計は、どうですか。
マイナスではないですか。
貯金はできていますか。
そして、将来のための準備(投資)はできていますか。
ちなみに次回のお茶会のテーマは「投資」です。
このテーマもお茶会ではよく話題にのぼります。
いまからどんな話が飛び出すのか、楽しみです。
ちなみに、このたびNPO法人京都ARU様では、本を刊行されました。
必要な方に届きましたら幸いと思い、ここに載せさせていただきます。