人が亡くなると必ず遺された家族に「手続き」という仕事がのしかかってきます。
相続が発生し、心身ともに疲れている中で、相続手続きは粛々と行っていかないといけません。
●市区町村への届け
●年金事務所への届け
●金融機関への届け
●登記変更の届け
●公共料金の引落の変更の届け
など
本当に多岐にわたり、遺族にとってこのうえなく疲れます。
中でも、不思議に思うのが市区町村ごと、金融機関ごとに届けの様式が異なることです。
同じ手続きをするのに、統一された様式ではなく、独自の様式の書類になっていて、
ひどい場合は、添付書類も異なります。
そうなると例えば、A金融機関は○○○○がいるけれど、B金融機関は○○○○はいらない、といった区別を、
1つずつの金融機関ごとにリストアップしてから行動を起こさないといけません。
本当に大変です。
さらには、どこにその手続きをしに行けば良いのかもわかりません。
それなので、「終活」が大切です。
終活は自分のためでもありますが、残された家族のためでもあります。
そして「エンディングノート」を作り、書類の整理もしておくことが、何より大切です。
遺された家族にとって、その人の思いを直接読み取れるものがエンディングノートだからです。
パソコンでデータとして残すこともできますが、私は手書きが一番だと思います。
その人の字もまた、思い出です。
年をとったから終活をするのではなく、気づいたときに少しずつ行っていくことが大切です。
コンを詰めると嫌になり、先に進めなくて辞めてしまうことに繋がるからです。
まだ今年も始まったばかりです。
始めません、終活を。