年末年始は親子で会話を楽しもう

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年末年始は親子で会話を楽しもう

2021.12.07

「親子の会話っていつからかなくなるんですよ・・・。」

相談に来られた方の一言でした。

「親が認知症になってからというもの、親子の会話なんてありません。」

「ただただ言った・言わない、やった・やっていない、という会話をしているだけで、

最終的には『もういい!うるさい!』とケンカになります。」

「わかってますよ、病気(認知症)なんだから。頭では理解しているけれど腹が立つ。」

相談に来られる方でちょくちょくこういう話を聞きます。

こういう話を聞くと寂しくなります。

なぜなら親も子もどちらも悪くないんですから。

親は病気で自分の認知機能が衰えていることを感じ、今までできていたことができなくなっていく

不安と戦っています。

子は親のために一生懸命がんばっています。

お互いがお互いを思うがゆえに起きてしまう衝突です。

こういったことを避けられないのか。

これを考えるのも「終活」ではないのかな、と感じています。

健康なうちに親子で会話をする。

万一親が正しい判断ができなくなったときに、こうして欲しい、ということを親から子へ、

直接言葉で伝えておく、これって大事だと思います。

昨日、テレビを見ていると、こんな人がいました。

「私は末期がんです。まだ動けるうちに、ご飯をおいしいと思える時期に、ラストチャンスなんです。

(コロナ禍ではあるけれど)ハワイに行くんです。」と、飛行場でインタビューを受けておられました。

それを見て、本当に今を楽しむことも大切だな、と思いました。

人生、何が起こるかわかりません。

みなさんも、年末年始、帰省する方もいらっしゃるかと思います。

元気なうちに親子で会話を楽しみませんか。


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