毎年「今年こそお金をしっかり管理したいので家計簿をつける」という目標をたてました、と聞きます。
しかしながら、7月ごろに「家計簿は順調ですか」と尋ねると、「・・・、無理でした」という答えが多いのも事実です。
実際、私の周りで家計簿をつけているファイナンシャル・プランナーは少ないです。
理由の一番は、面倒だからです。
今は、スマホを使った家計簿もあり、簡単に集計できるため家計簿をつける人は増えている気がします。
しかし多くの人は、家計簿をつけて満足、その後のチェックをする人は少ないです。
「赤字だ」「黒字だ」と家計簿の結果を見て終わりです。
本当は「赤字だ」「黒字だ」を意識するより大切なことがあります。
「赤字だ」「黒字だ」は、その月の結果にすぎず、生活していれば色々なことが起こるもので、赤字の時も黒字の時もあります。
本当に大切なことは、預貯金額が増えているかです。
それも1年前の自分の預貯金額と比べて増えているかが大切です。
よくあるのが、家計簿では年間120万円はたまっているはずなのに、実は90万円しかたまっていなかった、という例です。
そうです、知らないうちに使っているパターンです。
確実にお金を残すには、自分の計画通りにお金が貯められているかのチェックをすることです。
「赤字だ」「黒字だ」はその後の話です。