投資を始めるにあたり勉強する必要はありますか、という質問がありました。
単純にこの質問へ回答するのであれば、「必要です」となります。
なぜ勉強が必要かと言えば、自分の大切なお金を守るためです。
ここに投資をしたことがないAさんとBさんがいるとします。
何となく投資をしないといけない時代なのかな、ということで投資を始めた2人ですが、
投資を始めてから勉強を始めたAさんと、投資を始めてからも勉強をしていないBさんとでは、10年後に差が出ることもあります。
投資を始めたときに同じ商品を同じ金額購入したとします。
もちろん投資したお金の残高は同じです。
差が出るのは、この後の10年です。
Aさんは11年目以降、10年間の勉強の成果により、次の投資商品の探し方が変わります。
伸び悩んでいる商品を売却し安定商品と少し攻める商品とに投資商品を変更し、次の10年間で更に投資残高を増やしました。
一方Bさんは次の10年もそのままにいていたので、伸び悩んでいる商品が更に単価を下げ、
次の10年で投資残高を減らすこととなってしまいました。
そこで投資が怖くなったBさんは投資を続けることができず、売却しました。
その結果、自分の大切なお金を減らすこととなりました。
このBさん、実は昔の私です。
投資期間は異なりますが、投資のことなんて全く知らなかった私は、金融機関の言われるがままに投資を始め、
リーマンショックにより資産残高を減らし、お金が無くなることの恐怖から売却したのです。
いま、この商品を売却せずに持っていたら、資産残高は倍近くにまで膨らんでいたでしょう。
なぜ売却したのか、それは金融機関の人が残高が減ることが怖いのであれば、売ればいいじゃないですか、と言われたからです。
私は買うときも売るときも全く何も考えておらず、まさに言われるがまま。
そして損をしたのは金融機関のせいだと文句を言う始末でした。
こんな経験をして欲しくないので、私はこの仕事を始めました。
それなので、私は投資を始める人には勉強をすすめます。
人によっては、投資を始めたらまったく気にしなくて良いですよ、なんておっしゃる人もいますが、自分の大切なお金なんです。
自分でしっかり見守る必要があります。
せめて残高だけでも確認はして欲しいですね。
それが勉強の第一歩です。