お金のことの座談会をしていると、
「家計は全部私(女性)がやってる。主人は丸投げ。」
「うちの家計は主人(男性)がやってる。私は全然わかんないから。」
と言ったように当たり前ですが、意見は二分します。
あなたのご家庭はどっちですか?
そもそも家計を分けておられる家庭もあります。
「私(女性)は食費と日用品の担当、主人(男性)は住宅ローンや光熱費や電化製品担当。」
ちょっとこのパターンはおいておいて・・。
家計の実権、男性が握るか女性が握るか、どっちが正しいと思いますか?
脳から言うと、男性の方が合っているそうです。
昔に読んだ本に書いてありました(タイトル等はまったく覚えていませんので、あしからず)。
男性は基本的に論理的な生き物だそうです。
それなので数字使って論理的に家計を分析するのに向いているそうです。
じゃ、女性は?
よく言われるように女性は感情に流されます。
月末だし、家計がピンチだ!となると、急にご飯のメニューが寂しくなったりします。
これもその時の気持ちだけです。
私も女性なのでわかります、すぐに感情に流され、冷静な判断ができなくなる時がありますから。
そんな時が男性の出番です。
たとえば、奥さんが感情に流され、
「保険、これに加入しようと思うんだけど」とか、
「投資を始めようかと思うんだけど、いいよね」とか。
私、金融商品を扱っている立場からすれば、奥さんに説明して感情を動かして買ってもらう、なんて戦術もあるんでしょう。
でも私はさすがに、それはできません。
先日、相談に来られた方がそうでした。
以前から投資に興味をお持ちで、「やりたい。始めます。」と言っておられました。
私自身は有り難いお話ですが、「ちゃんとご家族にも話をして、理解してもらって始めましょう」と言って、最初は帰っていただきました。
そして、先日再び来られた時に、「家族には理解されたのかされてないのかわかりませんが、投資やります」といった宣言でした。
ところが私は、現状を色々とお話を聞いていると、投資をやりたい気持ちはわかるが、投資をすべきなのか?という疑問が出てきました。
そのため、その場で投資購入の書類を書いていただくこともできたのですが、「お時間もあおりでしょうし、こちらも準備に取り掛かりますので、また来月早々にお会いしましょう」ということにしました。
私は心の中は葛藤がありました。
ビジネスとすれば、強引さが必要なのかもしれませんが、
ファイナンシャルプランナーとして、内情を見ると、さすがに投資をやるべきなのかどうかはわかります。
投資の前に考えるべきことがあると思うので。
その後、その方から連絡があり、主人に反対されました、とのことで、投資を始められることはなくなりました。
このとき、家計というのはつくづく夫婦2人でしっかり話し合うからこそ、成り立つものなんだな、なんて思いました。
つまり片方が暴走するときに相手が止める、これってまさに同志です。
同志というのは、絶妙なバランスで成り立っています。
これってビジネスも同じですよね。
経営者にとって同志や従業員は大切な宝です。
その宝を守るお手伝いしています。
2代目社長の同志になります!
そんなファインナンシャルプランナーが居てもいいと思います。