みなさんは言葉の恐さ、ご存知ですか?
たとえば「絶対」という言葉・・・
よく言われます、この世の中に「絶対」はない!と。
私も同意見です。
それなのでセミナーでお話をさせていただく中でも注意を払います。
たとえ法律でそのように書かれていても「絶対安心です」とは断言できません。
この言葉の恐さというより言葉の魔力は、金融商品の販売の場面でも同じです。
昔、私は金融商品の購入において失敗しました。
つまり投資に失敗し、元本を半分近くにしてしまいました。
あ、自分の名誉のためですが、この購入した当時は金融商品に対して一切の知識もなく、
ファイナンシャル・プランナーの資格もなく、まったくのド素人でした。
この失敗の発端は・・・
「この金融商品は、いま順調に伸びています。安心してください。」という金融機関からの一言でした。
「安心してください」=「絶対だ」と読み違えたのです。
言葉の取り方は、人によって様々です。
講師業や相談業をやっていると本当に言葉は恐いです。
でも、言葉は元気も与えられます。
相談業をやっていると、いまこの人はこの一言で前へ進める、ということを感じることが多々あります。
昨年とある相談に来られた相談者さんが、突然泣き出されました。
実は私、よく人を泣かせます。
いいのか悪いのかは別にして、相談に来られる方の中には、本当に藁をもすがる思いで相談に来られます。
つまり神経が緊張マックスなのです。
そういう人に対しては、言葉と涙の魔力を使わせてもらって、元気になって帰ってもらいます。
昨年の方も、帰るときにはすっきりされた顔をされていたので、良かったと自分では思っています。
話はそれましたが、結論、
言葉は恐いものでもありますが、使い方によっては、見えない力を与えてくれる代物です。
泣きたい方は、いつでもお待ちしております(笑)