終末期医療を考える

2020.03.13

みなさんは、自分自身がどのような最期を迎えるか、考えたことありますか。

縁起でもない!と聞こえてきそうです。

でも、誰でも必ずやってきます、最期が。

最期の迎え方を考えることは、最期をどこで迎えるかも考える必要があります。

多くの方は、自宅で最期を迎えたいと考えます。

しかしながら、現実問題として、なかなか自宅で最期、というのは難しいです。

介護施設なのか、病院なのか。

そして、いよいよの時、延命治療をするのか、しないのか。

延命治療とは文字通り、命を延ばすための治療です。

「胃ろう」「点滴」など、医師から親族は選択を迫られます。

延命治療をしません、と回答すれば、つまりは死を意味します。

この選択はもちろん、本人にはできません。

遺される親族が選択をします。

多くは、子が親の命の選択をしないといけないのです。

子は辛いです。

親の命を預かることになるので。

そんなときに、親の「延命治療はしないでください」という文章が、どこかに残してあれば、

選択しやすくなりませんか。

親自身が望んでいない延命治療を断るのだ、と自分に言い聞かせられます。

責任を全て追わなくても良いのです。

少し救われた気分になります。

親は子にこのような思いをさせないで欲しいです。

親が元気なうちに、親がどうして欲しいのか、子は聞いておくべきです。

このやりとりをしておくだけで、いざという時の心のつかえが少しは楽になります。

これは親が祖母のときに体験したことを見ていたから思う強い思いです。


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