どうしても「ファイナンシャル・プランナーへの相談」と言えば、
「家計相談」「保険相談」「住宅ローンの相談」と思われがちです。
ところが、当社に来られる方は、「親の相続」「親の介護」「退職後の生活の在り方」といったことが
多いです。
もちろん初めの相談は、「家計が気になりだして」というのがとっかかりです。
色々お話していく中で『親が認知症になったかも』という話も時々出てきます。
2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人となっており、6人に1人程度が
認知症有病者と言えます。
国の予測では、2050年、65歳以上の高齢者の認知症有病率は、少なく見積もっても約20%、
多く見積もると約27%となっており、4人に1人程度が認知症有病者と言えます。
認知症の初期症状は、物忘れと混同されがちです。
家族の中で、言動が何かおかしい、と思い出し、病院に強引に連れていき判明する、というのが
相談に来られた人のお話です。
そこからの苦労話は本当に身につまされます。
自分の親が今までと違う言動をし、最終的には自分自身がわからなくなる、という恐怖心と闘いながら、
皆さん、本当にしっかり介護されています。
当社ができることは、そういった人のお金の悩みを取り払ってもらうことです。
今あるお金で、どのようにやりくりするか、どういった機関と連携すれば良いのか、
そういったお話をさせていただきます。
お金の不安は人の心をすさんだものにしてしまいます。
残念ながら、これは事実です。
お金の不安がなければ、家族仲はこじれることはなかった、という事例もあります。
これも事実です。
何かお金のことで少しでも気になることがあれば、ぜひ相談してください。
自分が気づいていないことが原因で、しんどい思いをしているかもしれません。
1人でしんどくならないでください。