前回の投稿に続き、同じ内容「エンディングノート」の話題です。
私がエンディングノートについてお話しているということを知っておられる税理士の先生が、
先日、こんな話をしてくれました。
相続税の申告の依頼を受けた人のもとに伺ったときに、「エンディングノート」がとても役に立った、と聞きました。
税理士にとって、相続財産がどれだけあるのか、という把握はとても大切です。
(昔、税理士事務所で働いていたころに実感しています。)
お金のことを誰にも知られたくない頑ななお父さん、家族のお金を誰にも相談せず必死に守ってきたお母さん、
こういった人が亡くなると一大事です。
遺された家族は、お金のことが一切分かりません。
亡くなった人がどこの銀行にお金を預けていたのか、生命保険に加入していたのか、株式を持っていたのか、など。
そんなときに「エンディングノート」は活躍します。
先ほどの税理士さんは、依頼者宅に訪問されたときに、初めて「エンディングノート」というものを見たそうです。
(まだまだエンディングノートは広まっていないのが残念ですが。)
その中に、財産一覧が書かれていて、その後スイスイと事が運び、無事に申告できたとおっしゃっていました。
今の40代・50代の親は、特に子どもとお金の話をしません。
それなので、万一のことが起こると、情報が一切ない、ということを相談者からよく聞きます。
そこでお願いです。
エンディングノートを親の誕生日プレゼントして欲しいです。
親が書くのを嫌がるようであれば、言ってみてください。
「困るのは子の私なの!」
「今そのエンディングノートを見てどうこうなんて考えてない!ただ書いておいて欲しい!」
「お父さんやお母さんの字で書いておいて欲しい。お父さんやお母さんの字も残しておきたいから。」
ぜひ、お願いします。