いまさら、という声もあるかもしれませんが、先日、エンディングノートの必要性を再確認する出来事がありました。
親(父親)の病状がよくなく、相続のことを考えないといけないと相談を受けました。
大学を卒業して実家をでたので、実家のお金の事情は知らない、ということでした。
母親に聞いても、「お父さんがお金のことは全部管理していたから知らない」ということで、どうしたものか、ということでした。
とりあえずは、お父さん宛の郵便物やお父さんの大切なものを入れていそうな引出など、家を調べてみてください、
ということで相談を終えました。
そうして間もなく、「エンディングノートを見つけました!」という連絡が入りました。
エンディングノートには、お父さんの思いがあふれ出ていたそうで、少しうるっときた、とおっしゃっていました。
そして、そのノートには終末期医療のことやお葬式のこと、財産のこと、連絡して欲しい知り合いの連絡先など、
細かく丁寧な字で書かれていたそうで、「(お父さん)らしい、書き方がされていた」と、感慨深げでした。
親と仲が悪いわけではないけれど、大人になると自然と会話しなくなる人もいます。
しかし、親に万一のことがあると、さすがに何もしない訳にはいきません。
その時に親の思いを知ることのできるエンディングノートは、書いてみる価値ありです。
まだ40代だし。
まだ早いし。
そんなことはありません。
何歳であれ、万一はいつ起こるかわかりません。
周りの人に伝えておきたいことは、エンディングノートに残しましょう。
一緒にエンディングノート、書きませんか。