今年に親を亡くした私の友人の一言が印象的でした。
祖父母の死というのは、小さな頃だとあまり意識することなく、
人が亡くなるということも意識できずに人は過ごしています。
そのため、最初に大きな「死」というものを意識するのは自分の親の死の時が一番多いです。
子にとって親は当たり前の存在で、常に元気にしていると思いたいです。
ところが年月には勝てず、徐々に弱っていく親を目の当たりにします。
そのような中で最期の時を迎え、深い悲しみと喪失感に陥ります。
ところが、そのような感覚に浸っている余裕もなく、「死後の手続き」が襲ってきます。
親の住まいと子の住まいが近いと、まだ子も行き来することができますが、
子は北海道で親は京都に、となると、一筋縄で行動はできません。
手続きのため、何回も往復すると、交通費が莫大になります。
その交通費が莫大になるのを抑えるため、死後の手続きは、事前準備が必要です。
事前に電話で必要書類を確認し、準備できるものは郵送等も利用して準備し、
1度の往復で対応できることが重要です。
子には仕事があり家庭もあります。
親のためだからやって当然ではなく、子の生活が妨げられないようにすべきです。
そのため、親子の事前準備も必要です。
健康な時からいざとなった時に対応できるように、親子で書類の整理を一緒にしておきましょう。
今のご時世では一緒にとなると大変なこともあるので、それぞれが意識して整理しておくのも大切です。
そして親子でしっかりコミュニケーションをとり、悔いのないように生活していくことが望ましいです。