投資を始めるといつか終わり(解約)がきます。
投資は投機とは異なり「長期分散投資」が基本となります。
つまり投資を始めると最低でも10年ぐらいはそのままにしておくことをお勧めしています。
しかしながら、突発的に何かのタイミングでまとまったお金が必要になることは、誰しもあります。
投資を始めたときは余剰資金(しばらく使わないお金)だと思って始めたけれど、
突然大きな災害にあった、病気になった、ケガをした、
親が介護状態になり施設に入ることになったなど、アラフォー・アラフィフ世代にとっては
様々な要因で突然にお金が必要になります。
そのときはもちろん、手持ちのお金で事が足りれば良いですが、足りなければ解約をするしか方法は
ないので、解約をするタイミングとなります。全額解約する必要がないのであれば、
一部解約でも良いでしょう。
こういう事態だとわかりやすく解約できますが、こういう事態がない場合、いつに解約すべきなのか。
答えは、投資をしている目的により異なります。
●老後資金を貯めている→定年後に解約を考えます
●相続財産として貯めている→解約する必要はありません
●老後にやりたいことを実践するために貯めている(家を買う/起業するなど)
→実践するタイミングで解約を考えます
など
ただし一番多い回答は「なんとなく投資を始めた」ということではないでしょうか。
なんとなく金融機関に言われ、なんとなく不安だから・・・だと思います。
こういう人のタイミングは、まず、残すのか使うのかを決めるべきです。
次の世代に残すのであれば、特に何も考えなくて良いでしょう。
もし「使う」のであれば、しっかりお金を使う計画を立てる必要があります。
お金の現状と将来の収支を考え、どのぐらいのタイミングでその投資をしてきたお金を自分の生活に
組み込むかです。
そんなのわからない、とよく言われますが、一緒に相談しながらキャッシュフロー表を作成していくと、
ほとんどの人に「ここ」というタイミングがあります。
あなたの「ここ」というタイミングはいつなのか、しっかり確認しておいて欲しいものです。