ファイナンシャル・プランナーは保険を売っている人、というイメージはなかなか消えにくいです。
いまだに相談に来られた人に、「私は保険を売っていないので」と説明をすると、
「ファイナンシャル・プランナーって保険を売っている人ではないのですか?」と言われます。
昔に比べたらこの意識は少なくなってきてはいるものの、いまだに残っているのも事実です。
ところで、保険というのは必要ですか不要ですか、と聞かれたら、
私は「その人の性格やその人の状況により必要か不要かは決まります」と回答します。
保険は「お守り」というのが、持論です。
お守りは心の支えです。
決して全てをまかなってくれる、オールマイティーなものではありません。
そのため、人生での3大支出である「教育資金」「住宅資金」「老後資金」の全てを
保険だけでまかなおうとすると、人生の4つめの支出「保険資金」となります。
もちろん、家計にゆとりがあり、お守り効果があるのであれば、特に気にすることはありませんが、
家計には限界があるため、全体のバランスで保険に割り当てられる金額も限界があります。
まずは家計の中で優先順位を考え、何にお金を割りふるか、考えてみてください。
そんなことわかりません、という人は、相談に来てください。
話をしていく中で、あなたの優先順位が自然と見えてきます。
そして、それをお伝えするのが、本当の「ファイナンシャル・プランナー」の仕事です。