結婚するときに色々話しておくべきだった、と後悔することもある「お金の価値観」。
50歳代後半の女性の訴えです。
お金の価値観って人それぞれです。
お金に限らず様々な価値観は、育ってきた環境が異なると違って当たり前です。
それが夫婦であれば間違いなく価値観は異なると思っていいでしょう。
相談を受けていると最近の20歳代後半から30歳代前半の人は、結婚というタイミングを上手く利用して、
お金の価値観を話し合っているように感じます。
「今度結婚をするので、相談に来ました」という方が多いです。
一方で、40歳代後半から50歳代の人は、結婚の時にお金の価値観のすり合わせができていないように
思います。
そのため、そろそろ早期退職や退職後の生活のことを考えようかな、という時に、
夫婦のお金の価値観の違いが現れてきます。
●住宅ローンの残高は退職金で全額返済して肩の荷をおろしたい(Aさん)
●住宅ローンは今まで通りコツコツ返済していき、退職金で海外旅行に行きたい(Aさん配偶者)
●退職金で持ち家を買いたい(Bさん)
●持ち家は住宅ローンを使って購入し、あくまでも退職金は他のことに使いたい(Bさん配偶者)
この2つの事例でもわかるように、それぞれの思いは心の中にあり、意見を言えば相手はわかってくれる、
というのが多くの夫婦です。
ところが長年お金の話をしてきていない夫婦は、それが上手くいかず、相談に来てから目の前で、
少々言い合いになることもあります。
みなさんはご自身の配偶者としっかりお金の話をしていますか。
「投資」についても多くのご夫婦間で、意見は分かれます。
(投資はすべきなのかどうか、というところから分かれることもあります)
長年付き合ってきているので大丈夫、ということはないので、しっかり話し合ってみましょう。