まもなく60歳を迎えるという、ひとり暮らしの男性からのご相談でした。
いまテレビ等でNISAとか投資とかよく聞くけど、ある意味将来不安なので、投資ってやったほうがいい?というご質問でした。
その人はまもなく60歳で、個人事業主をされていたので、国民年金の支払も残りあと1回とのこと。
支払っていなった期間もないし、10年ぐらい前までま会社員だったので厚生年金もしっかり納められていたこともあり、
65歳以降の受給年金額は、月額14万円ぐらいはあるということでした。
投資を始めるべきかという相談だったのですが、投資に大切なのは「時間」です。
景気は読めないですが、投資は最低でも10年ぐらいの期間でコツコツお金を増やしていく、というのが良いと考えます。
さらに今のような不況(コロナ・戦争)は誰にも読めず、投資をしている人の中には、今の資産残高が目減りをしていて、
困っておられる人も少なくないでしょう。
こういったことを考えると、60歳からの投資は本当に使うことのない余裕資金がある人以外は、世間が言うように
「投資すべきだ」とは言えません。
もちろんその人の今後の生活のあり方や預貯金等の残高により投資をしてもかまわないということもありますが、
「老後のお金が不安=投資」ではないので、誰でも投資をすればよい、という訳ではありません。
元本保証の商品の中でその人に合ったお金の増やし方を考えるのもファイナンシャル・プランナーの仕事です。
投資商品を売るだけがファイナンシャル・プランナーではないというのも知ってください、とお伝えしました。
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