遺言書のせいで争いになった

2020.06.30

相続の相談を受けているとタイトルの通り、

『遺言書のせいで争いになった』という事例があります。

争いが起こるのは、その相続にともなう関係者の思いが伝わっていないからです。

前回書いた

「親の思い子知らず、子の思い親知らずhttp://dream-get.com/information/2020/info278.html」も、

まさに同じです。

今回のご相談は、家族で話し合って、分割の方法も決めた上で公正証書遺言を作成されたとのこと。

そのご相談者は、しっかり話し合い、自分自身の苦労もわかってもらったうえでの分割案だったので、

本当に嬉しくて兄弟にもお礼を述べた上で、親に公正証書遺言を書いてもらいましたと

おっしゃっていました。

それなのに、実際に親が亡くなられ、公正証書遺言が開示されると、ご兄弟の態度が一変!

いま、調停になっているとのこと。

ご本人は争いそのものが嫌なので、早く調停が終わるように、ご兄弟の意向を尊重するとか。

「せっかく家族で話し合って納得をもらっていたし、兄弟にも自分が親の介護をしていたことを

評価されたのだと思って喜んでいたのに、ヌカ喜びでした。」

「介護したものが馬鹿を見る世の中なんですね。」

実際のご相談内容はその後についてのお話だったのですが、なんとも残念で切ないお話でした。

この事例のように遺言書を作るときは、十分に注意が必要です。

親の思いだけで遺言書を作成すると、遺言書そのものが形式にのっとっていなかったり、

法律に基づく分け方がされておらず後に争いになったりと、色々起こるものが、遺言書です。

遺言書を作られる際は、必ず、専門家に相談されることをお勧めします。

それが「争い」を避ける一番の方法です。


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